株式会社八百重商店の創業は、今から140年以上前の1869(明治2)年。現在は新潟県の各地から届く青果を中心に、飲食店や食料品店、ホテルや料亭にさまざまな果物や野菜を卸しています。業務向けの卸売が主ですが、一般向けにも贈答用のフルーツや特産の枝豆などを販売しています。
「新潟は米どころのイメージが強いのですが、黒崎茶豆、十全なす、寄居かぶ、関屋かぼちゃ、女池菜といったおいしい伝統野菜がたくさんあります。それに、新潟はフルーツ大国でもあるんですよ。八色すいかをはじめ、桃、洋梨、柿など、四季を通じて“新潟の旬”を味わうことができます。当社は取引先に一流店が多く、プロに鍛えられた目利きは確かだと自負しています。なので、どの青果も皆、自信を持っておすすめできる商品です」と話すのは、代表取締役社長の本間正和さん。加えて「優れた商品を扱うことはもちろん、お客様とのコミュニケーションも大切にしています。会話を通じて、お客様が求めることを汲み取り、その要望に沿った提案を心がけています」と続けます。
創業から古町地区に店舗を構える同社は、地域の活性化にも積極的です。「今、
古町スイーツに取り組んで、商店街をPRしています。当社では「なるとの汐焼き芋」を11〜3月限定で販売します」(本間さん)。新潟の新たな味覚を発見しに、足を運んでみてはいかがでしょうか。