特集:対応奉行製品から最新トレンドまでIFRS情報がまるわかり徹底紹介!OBC IFRSウェブサイトの歩き方
2010年3月31日以後に終了する連結会計年度から、国際的な財務活動または事業活動を行う一定の上場企業の連結財務諸表で任意適用が始まったIFRS(国際財務報告基準)。現在は、強制適用に向けIFRSに会計基準を合わせていくコンバージェンスが進められています。IFRSの適用対象は一部の企業とされていますが、上場企業を親会社に持つグループ企業や、取引先から導入を求められている中堅・中小企業など、準備が必要な企業は上場企業に限りません。
OBCでは皆様のIFRS準備をお手伝いするため、IFRSにフォーカスした専用のウェブサイトを開設しています。IFRS対応を目的とした奉行製品情報から、専門家による耳寄りな情報まで、様々な取り組みを通じてIFRSを「徹底的」に支援してまいります。
そこで今回は、OBCが提供するIFRS情報をとことん活用していただくため、OBC IFRSウェブサイトの“歩き方”をご紹介します。
OBC&奉行製品のIFRS情報から対応策を練る
導入事例で具体的なイメージをつかむ
 OBC IFRSサイトは、「対応方針」「対応ソリューション」「導入事例」「セミナー」「コラム」の5つのコンテンツを軸に構成されています。はじめに、「対応方針」「対応ソリューション」「導入事例」の3コンテンツをご説明しましょう。
 まずは「対応方針」です。ここでは、奉行シリーズのIFRS対応機能の搭載スケジュールを、コンバージェンス対応・移行期シミュレーション・アドプション対応の三段階に分け「ロードマップ」として公開しています。IFRS対応要件とそれに伴う奉行製品は、IFRS対応一覧表で確認できます。
 次に「対応ソリューション」です。OBCでは、コンバージェンスに対応した製品やサービスを様々ご提供していますが、今後は実務面を支援するコンサルティング業務を充実させていく予定です。現状、対応ソリューションとしてOBCがフォーカスするのが、IFRS導入の手始めとなる固定資産システムの見直しです。サイト内では、資産除去債務への対応を例に、業務・作業レベルでの対応方法や具体的な製品情報を掲載しています。ほかにも、OBCが提供するプロダクトや導入支援、メンテナンスサービスなども紹介しています。
 「導入事例」では、固定資産奉行V ERPの導入事例など、IFRS対応製品の導入モデルを紹介しています。グループ企業のIFRS対応には、コスト面や機能面が充実している奉行V ERP Enterprise Group Management-Editionの事例を紹介していますので、こちらは必見です。
 以上の3コンテンツは、奉行製品に関わるIFRSの基本情報です。ロードマップや導入モデルから、IFRS準備の初期段階に、どのような対応が必要なのかをイメージできる内容になっています。
セミナー・研究会を通じて導入に向け始動
流動的なIFRSトレンドをコラムで読み解く
 「IFRSは何となくわかったけれど、具体的に何から始めたらよいか、どのような準備をしたらよいかわからない…」。そんな声に応えるのが、「セミナー」と「コラム」の両コンテンツです。
 「セミナー」のページでは、OBC IFRSセミナー(イベント)、IFRS研究会、固定資産管理セミナーについて、各関連情報の詳細を見ることができ、併せて受付け中のセミナーの参加申し込みも可能です。セミナーの目的・学べること・特長・受講対象者・受講後のイメージなど、より詳しい概要を確認できます。また、セミナーに参加できなかった方や参加を逃してしまった方のために、過去に開催したセミナーのレビューを掲載していますので、要点を絞ったレポートから総括まで熟読することができます。
 強制適用に向けた今後の大綱はほぼ決まっているIFRSですが、実務に置き換えると、細かな部分で不明点が多く、担当者泣かせな状況です。そこでチェックしておきたいのが「コラム」です。コラムでは、公認会計士の武田雄治氏と有限責任監査法人トーマツの会計スペシャリストによるIFRSの勘所を紹介しています。
 セミナーの開催情報とコラムの更新は、サイトのトップページにある「最新情報」および「セミナー」でお知らせしています。更新情報とともに記事の見出しや更新内容の要約を配信するRSSに対応しているので、ぜひご活用ください。
 セミナーの参加やコラムは、企業それぞれに合った具体的なIFRS導入や対応を考察する材料となっています。
 次は、各コンテンツの詳しい内容を解説していきます。
IFRSサイト徹底解説(1)
OBC IFRSウェブサイトでIFRS攻略を目指す!
 奉行製品をお使いの皆様が求めるIFRS情報をピンポイントで掲載しているOBC IFRSウェブサイト。
 見逃しがちな最新情報も、このサイトをクリックすれば一目瞭然! 複雑なIFRS情報の掲載状況も分かりやすく案内します。
OBC IFRSウェブサイトトップ画面

(1)対応方針
OBCが提供するIFRS対応製品のリリース状況を確認できます。
(2)対応ソリューション
IFRS対応の製品、グループ企業向け製品、コンサルティング、導入支援、メンテナンスサービスなど、OBCが提供するソリューションを解説しています。
(3)導入事例
具体的な企業情報を想定した導入モデル事例を紹介しています。
(4)セミナー
OBCが主催するIFRS関連のセミナー情報をはじめ、過去に開催したレビューも見られます。
(5)コラム
IFRSに精通したプロフェッショナルが、IFRSに関連した時事情報や最新動向を鋭く考察します。
(6)最新情報
OBC IFRSサイトの最新情報が一目でわかります。
(7)セミナー(最新)
開催予定のセミナーや受付け中のセミナーなど、セミナーの最新情報をピックアップしています。
(8)目的別コンテンツ
各コンテンツを「OBCのIFRSを知る」「参加する」「知識を深める」のカテゴリに分けて検索できます。
(9)問い合わせ
IFRSに関するお問い合わせをメールと電話で受付けています。OBC IFRS推進室が対応します。
ここに注目! セミナーで自社のレベルに合ったIFRS対応を知る
OBCでは、2009年よりIFRSへの取り組みを開始し、これまでに多くのセミナーや研究会を開催してきました。おかげさまでIFRS対応製品の導入実績は、1,000社以上を数えています。導入いただいた企業様からの要望をもとに、セミナーを「上場企業や関連グループ企業様向け」「IFRS導入をこれから検討される企業様向け」「次のステップに進まれる企業様向け」に分け、お客様が対応状況に応じて参加するセミナーを選択できるよう展開しています。OBCは今後も、監査法人やコンサルティングファームなどIFRSのプロフェッショナルとの連携を強化し、最新のIFRS動向を見極めつつ、セミナーや研究会を通じてスピーディにプロダクトやサービスを提供してまいります。
IFRSサイト徹底解説(2)
OBC IFRSウェブサイト目的別コンテンツ紹介
 OBC IFRSウェブサイトのコンテンツを目的別に分類。欲しい情報により届きやすくなっています。
OBCのIFRSを知る IFRS対応についての概要を確認できます
対応方針 強制適用に向けた対応をロードマップにて紹介しています。2012年は、コンバージェンス(会計基準をIFRSに近づける)対応(第1段階)から、移行期シミュレーション(第2段階)に移るタイミング。ここでは、より具体的な対応を、業務レベルで確認できます。IFRS対応済みの奉行製品をもチェック可能です。 対応方針
対応ソリューション OBCが提供するIFRS対応ソリューション(奉行V ERPシリーズ、固定資産奉行V ERP、グループ企業向けの奉行V ERP Enterprise Group Management-Edition、コンサルティング、導入支援、メンテナンスサービス)を詳しく紹介しています。 対応ソリューション
導入事例 業種、事業内容、資本金、売上高、従業員数など詳しい企業情報を想定し、導入経緯から導入による効果まで、分かりやすく解説しています。グループ企業における導入モデルや、固定資産管理を切り口とした導入事例も掲載しています。 導入事例

参加する ご好評をいただいているIFRSセミナーのご案内です
OBCが主催するIFRSの3つのセミナー(OBC IFRSセミナー(イベント)、IFRS研究会、固定資産管理セミナー)について、各セミナーの特長に加えて、セミナーの概要や対象者、どのような効果を得られるかといった具体的な訴求ポイントを把握できます。事前のチェックで、セミナーをより有意義なものにすることができます。
過去に開催したセミナー(一例)
■適用延期を受けたIFRS対応の進め方(OBC IFRSセミナー)
■固定資産管理から始める賢いIFRS対策(固定資産管理セミナー)
■IFRS導入に向けてのロードマップ作成セミナー〜効率的なプロジェクト推進のために〜(IFRS研究会)
■無形資産・棚卸資産のIFRS対応のポイント(IFRS研究会ミニセミナー) など
IFRSセミナー

知識を深める スペシャリストによるコラムをご覧いただけます
IFRS関連時事情報やIFRS最新動向について、会計・IFRSのスペシャリストによる解説や勘所などをコラム形式で紹介しています。コラムは、公認会計士の武田雄治氏による「IFRS導入を低予算で成功させる方法」と、有限責任監査法人トーマツ所属の会計スペシャリストがリレー方式で執筆する「IFRS導入実務講座」の二本立て。RSS対応で、最新情報が簡単にチェックできます。
最近のコラム
■IFRS導入を低予算で成功させる方法 公認会計士 武田雄治氏
・ IFRSベースの有価証券報告書の“経理の状況”がオソロシイことに…!」(第4回〜)
・ IFRSベースの有価証券報告書をイメージできているか?」(第3回) など
■IFRS導入実務講座 有限責任監査法人 トーマツ
・ 金融商品2(デリバティブ、負債と資本の区分、表示)(第9回)
・ 金融商品1(分類及び測定。非上場株式の公正価格評価含む)(第8回) など
コラム
OBCの詳しいIFRS情報はOBC IFRSウェブサイトへ!
●奉行EXPRESS 2012年夏号より [→目次へ戻る]