著者:相原孝夫
日本経済新聞出版社
893円(税込) |
個人が主観的に物事に意見する「口コミ」。宴会や食事会の店選びはもちろん、書籍や服の購入に至るまで、今や口コミは効力の高い判断基準の一つとなっています。では、この口コミ、いわゆる「評判」を、ビジネスの場面に置き換えてみましょう。例えば、皆さんが面識のない人の話を聞かされた時、「評価は良いけれど、評判の悪い人」と「評価は良くないけれど、評判の良い人」、どちらの人に好印象を持ちますか。「評価」と「評判」は同じように見えますが、会って話をしてみたい、もしくは一緒に仕事をしてみたいと思わせるのは、どちらかと言えば「評判の良い人」ではないでしょうか。本書では、この「評判」に着目し、会社人生における「評判」がいかに重要か、「評判の良い人」と「評判の悪い人」の違いは何か、そして、どうすれば自分の「評判」を高められるかについて述べられています。
人材の選抜や組織開発を長年手がけてきた筆者は、評価が高くても評判が悪くては意味がないと断言します。しかし、自分の評判を気にし過ぎて無理に取り繕うようなことは逆効果。本書は、「評判を上げる習慣」を身につけるテキストに最適です。
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