お散歩日記
2011年7月に市制100周年を迎えた静岡県浜松市。江戸時代から城下町・宿場町として繁栄してきたこの街は、今も産業、農業、漁業、商業の中心地として人々を引きつけているよ。
浜松地図
浜松市中区元城町100-2
関東と関西の交差点として、東海道の中でも大きな宿場町だった浜松は、城下町としても栄えていたんだ。浜松城は若き日の徳川家康が過ごした城で“出世城”とも呼ばれているんだよ。僕が気になったのは、お城を支える石垣。一見すると隙間だらけで雑に積まれて崩れそうなんだけど、実は重さにも水圧にも耐えるとっても頑丈な積み方なんだ。こんなところにも注目してみるとおもしろいね!
浜松駅から浜松城まで道のりは、街灯に付いてる家康兜印の「羊歯(しだ)」。この羊歯印を目印にお散歩してね☆
浜松城
浜松市中区中央3-9-1
浜松市楽器博物館 市内バスに乗って気づくのは、常にメロディが流れていること。生活の中に音楽がしみ込んでいるんだね。この博物館は日本初の公立楽器博物館で、世界からやって来た3,000点以上の楽器が展示されているんだ。ヘッドフォンで演奏デモを見たり聴いたりできるよ。僕のお気に入りは、迷宮に迷い込んだようなイランやトルコのアラビアの音楽♪
国や地域が持つ独特の音楽を聴くと、まるで世界中を旅してるみたい!
浜松市中区板屋町111-2
駅直結のオークラアクトシティホテル浜松45階にある展望回廊は、南北を見渡せる展望スペース。南は遠州灘(えんしゅうなだ)や遠州大橋などを、北は富士山や浜松城などをそれぞれ望めるよ。浜松市の中でも突出しているアクトタワーだけあって遮るものがなく、空気の澄んだ晴れた日には遠くの方までよ〜く見えるんだ。
ベンチに座ってのんびり眺められるのがいいね!
アクトタワー展望回
●中田島砂丘
浜松市南区中田島町
中田島砂丘 どこまでも続く遠州灘を目の前にした東西約4qに渡る中田島砂丘は、日本を代表する砂丘の一つ。ウミガメの産卵地としても全国にその名を知られているの。近くには、凧揚げ合戦や御殿屋台で有名な「浜松まつり」を紹介する浜松まつり会館もあって、セットで見学するのがおすすめよ。この砂丘は地元カップルの定番デートコース。ここで永遠の愛を誓う恋人たちも多いそう。
私もこんなロマンチックな場所でプロポーズされたいわ(byはくらん)。
●浜松グルメ
「浜名湖うなぎ」「遠州灘天然はも」「遠州灘天然とらふぐ」といった高級魚をはじめ、シラスやアサリなど魚介が多く水揚げされる浜松はまさに食の宝庫。市内にも専門の料理屋がたくさんあるよ。ところで僕たちが気になったのはB級グルメで知名度を上げる歴史ある「浜松餃子」。付け合せに茹でもやしを添えるのが特徴で、浜松は餃子の消費量が日本一にもなったんだって。
ユニークな銘菓も多くてお土産選びも迷うし、食事の時はあれもこれも食べたくて、どの食材をメインにした料理をチョイスするか困っちゃった〜。
浜松グルメ
主な観光地は市内バスでまわれるからとっても便利。でもお天気のいい日はやっぱりのんびり歩くのがいいね♪ 自転車を借りてサイクリングを楽しむのもGOOD! 浜松駅周辺から少し足を延ばすと、体験型の観光も楽しめるんだ。春はいちご狩り、たけのこ狩り、潮干狩り、観光漁業などがシーズン。春のうららかな日和に誘われて、旅気分も満開!(ペンたん)
●奉行EXPRESS 2012年春号より [→目次へ戻る]