健康でいこう!
歯のケアは健康への第一歩!オフィスでもできる簡単ケアでムシ歯と歯周病を撃退!
冷えすぎのオフィス。上司の注文。会議の長い緊張感。…職場にはあらゆるところにストレスの種があります。 それらを無くすことは無理ですが「ストレスがあっても大丈夫な体になればいいんです」と東京・東銀座にある山田調体院の山田佳克先生はストレスとバランスのとれる体づくりを勧めます。 その方法は驚くほど簡単。 まずは深呼吸から! 山田佳克さん 山田調体院 院長
山田佳克(Yoshikatsu Yamada)さん
野口整体、西式健康法、アロマテラピー、気功などを習得した後、2002年、東銀座に山田調体院を開設。メイクアップアーティストの藤原美智子、有名女性誌の編集長、バレリーナら顧客多数。各地で健康イべントも開催。
体は心の器。まず楽にしてあげて
 ストレスとはなんでしょう? 語源は本来ある形に圧力がかかる「ゆがみ」の状態です。しかし生きている以上、職場にも家庭にもストレスがない状態というのはありません。ですからストレスがあっても大丈夫な体をつくることが大切なのです。
 体とは心の器です。ストレスがあったとき、心が許せる状態ならば問題はありませんが、心がいっぱいいっぱいになってしまうと体にしわ寄せが出るのです。せめて体がそれを楽に受け取ることができれば、心も少しは楽になるのではないでしょうか。
 ではストレスが体に具体的に与える悪い動きを考えてみましょう。体がストレスを受けたとき、あなたはどんな姿勢をとっているでしょうか。
 たとえば何かを我慢するとき。ストレスをじっと出さずに溜め込んで前かがみにぐっと力を入れているのではないでしょうか。あるいは対人関係で困っている人が前にいる場合。斜めになってストレスが来る方向を避け、体をゆがませてはいませんか。知らず知らずのうちにそんな姿勢をとっていると、筋肉の緊張があちこちで起こり、呼吸は浅くなってしまうのです。
 何かを一生懸命やったり、焦ったりしてこの状態がひどくなると心拍数は上がり、発汗が起こります。俗に言う「嫌な汗」というのをかくわけです。
 心拍数や発汗は自分ではどうにもコントロールできません。しかし、そうなる前に変えられるのが、まず呼吸です。「息を呑む」「息が詰まる」という言葉があるように、ストレスが極まると呼吸ができない状態になっています。でも意識すれば呼吸は自分で回復できる。そう、深呼吸です。
 朝、会社に行く前に深呼吸。デスクに座ったら深呼吸。休み時間になったら深呼吸。その時、頭の中で森林の中にいるようにイメージするだけで、また呼吸の質が変わります。イメージできるようになるために、週末には公園にでも行きましょう。これだけで随分ストレスへの体勢が変わるはずです。
1時間に「ひと息」。オフィスにもアロマを
 人間には「緊張すれば緩める」というリズムが必要です。
 集中力は1時間ももたないと言われています。それ以上時間が経つと、いいアイデアも浮かびません。ですから2時間以上会議があるときは必ず真ん中で「ひと息」入れるのが効率的です。できればドアや窓を開けて外気を入れ、呼吸を新たにする状況を作ってください。
 またパソコンの前に長い時間座っている状態は、腕が前に出てどんどん腰が後ろに下がってきます。「おなか痛そう」とか「がっくり」という時のポーズになっていませんか。そうなってきたら「ひと息」が必要です。
 以下、ご紹介するのはオフィスでも勧めたい「簡単ひと息」法です。個人的に実践するのももちろんけっこうですが、部署全員、会社全員で「ひと息」を実践できれば、社員の士気や業績アップにもつながるかもしれません。
簡単ひと息法
●奉行EXPRESS 2007年夏号より [→目次へ戻る]